とらドラ！はやっぱり良かった

ラストアンケ９６％とか初めてみた

昔ね，良くアニメを見ていたの
それ以外に娯楽がなかったし，勉強という名の作業をしながらも見れたから
時間が少なかったあの時期で唯一の娯楽だった

最終回を見ると決まって数日間元気がでなかった
2クール分浸り続けた世界が急に終わりを告げてしまって消えてしまったから
ほんとに胸に穴が空いたようにポカンとしていたと思う

あるアニメの主人公が言ったセリフで
好きなアニメだけど最終回だけは見てない，だって見てしまうと自分の中でそれが終わってしまうから
って言ってたのを今でも良く覚えている
まさにその通りだと思う

最終回を見なければ色々な可能性がその世界を広げてくれる
量子論に基づけば，状態はいくつもの可能性が重なって存在している，ということになっている
シュレディンガーの猫の話を元にしてもよくわかるとおもう
状態を確認するまでは猫が生きている状態と死んでいる状態の二つの状態が重なり合っている
（ほんとはもっと深い議論があるわけだが……）
でも，やっぱり気になるしもやもやするから結局見ちゃうわけですが．．


最近は楽しいことも増えて相対的にかそんなこともなかったと思ってたんだけど，
久しぶりにとらドラ見て凄くポカンと胸に穴の空く，あの懐かしい気分になった

自分の好きな世界が終わり閉じてしまうことは本当に辛い
一人暮らしを初めて本当に良い世界を夢見ることができたと思う
始めて一人暮らしを始めた初日，荷物が届かず凍えながら夜を過ごしたのはとても印象的で覚えてる
そんな夢の世界がもうすぐ終わることを告げるカウントダウンが大きくなるにつれて不安を拭い切れない

そんな気分になりましたとさ．まる

どっかに高校生が駆け落ちして壮絶な物語を繰り広げる物語ないかなぁ
今日の劇中でも言ってたけど，捜索願出されて終わりだろみたいな
そんな問題もうまいことかいくぐってなんとか……

物語終盤に駆け落ちして……って物語はいくつかは知ってるけど，
どれも基本的に長続きしなくてすぐ連れ戻されちゃって大団円で終わってるんですよね
うーむ，なんかないかなぁ